verilog書く人

自称ASIC設計者です。どなたかkaggle一緒に出ましょう。

iOSで機械学習の推論をするためにCoreMLを使おうとした時のつらみと回避方法まとめ

iOS機械学習機械学習の推論をする場合、Core MLやPytorch Mobileなどの選択肢がありますが、

Apple謹製のCore MLを使ってみようと思う人は多いはずです。

Core MLのメリットとしては

  • Pytorch MobileはiOS12以上なのに対し、Core MLはiOS11以上をサポートしているでのサポート範囲が広い

  • Core MLで作ったモデルはiPhoneのスペックに応じて最適化され、高速に実行される

  • Appleがサポートしているので安心

と言ったところがあります。

ただ、実際使ってみると画像分類などはQiitaにも多数使ってみた的な記事があるのですが、

マイナーなタスクのモデルを使ってみるとつらいところもあったので、まとめてみました。

(この記事自体はどちらかのライブラリを推奨するものではございません。)

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2021年の振り返り

今年一年をつらつらと振り返っていきます。

技術的なこととそうでないことが含まれています。

コロナ

まず今年といえばなんと言ってもコロナ禍でした。

長引く緊急事態宣言で、コロナに感染してない自分でも精神的には多少不健康になった時期があったように感じます。

辛い一年でしたけど、私達、頑張りましたよね。

裏を返すと、なかなか人と会えないことによって自分にとって周りの人が支えになってくれていることの大きさや、 ワクチン接種機会を提供してくれた行政・医療関係者のありがたみなど気付かされることが多い一年でもありました。

多くの人のおかげで一年間無事過ごすことができ、感謝しています。

エンジニアとして

自分の中での大きな出来事として、8月にトヨタ自動車を退職しまして、モノグサ株式会社に転職いたしました。

AtCoder Jobsを使って転職しました。いいサービスですね。

退職エントリを書いてみようかなという気持ちもないわけではないのですが、そんなことより競プロの精進やらなきゃと思っているうちに時間が過ぎ、 段々前世の記憶が曖昧になっています。

一言で言うと"Just for fun"ということです。

前職ではC++での自動運転ソフトウェア開発に従事していましたが、今はTypeScript・Swift・Kotlin・Scalaなどを使って、Webアプリ開発をしてます。

覚えることが多いのですが、新しい知識の習得にはワクワクするタイプなので楽しんでいます。

また、会社のビジョンのためにがんばろうと思えるし、スキル的にも人間的にも尊敬できる人ばかりのいい職場です。

興味ある人、ぜひ気軽に話しかけてください。

とはいえ個人的にはエンジニアはどこで働いてるかとか、いくらもらっているかとかより、何をユーザーに届けたかで語りたいと思っているので、

小さなものでも業績を紹介する機会があればと思っています。

会社以外だと、黄色コーダーになれたこととOSS(AtCoder Problemsのコントリビュート)をやれたことがよかったです。

(大きなPRを入れたわけではないですが、コミッタのkenkooooさん、ありがとうございます。Web開発をやっていける小さな自信になりました。)

今年のプライベート

はじめなきゃなーと思いながら億劫で先延ばしにしてたiDeCo舌下免疫療法を始められました。

偉い。

来年の花粉シーズンが楽しみです。

今年面白いと思ったもの

来年の目標

具体性にはばらつきがあります。

  • プロダクトを通して、ユーザーに価値を提供する。
  • アルゴリズムを技術者としてのコアにできるように、アルゴリズムでプロダクトに魅力を付加する。
  • アルゴリズム力を向上させる。
  • 会社のカルチャーにいい影響を与えられるよう、人間的に成長する。
  • 好奇心を原動力にインプットを継続する。
  • BERTで遊ぶ。
  • 良質なブログを書く。
  • 部屋の湿度を保つ。
  • 腰を大事にする。
  • よいと思うものにお金を払う。

それでは皆様、良いお年を。来年もよろしくおねがいします。

AtCoderで黄色コーダーになりました

f:id:segafreder:20210120222820p:plain
rate

会社員やりながら色を上げるのは大変だと思いました。しかし、レート確定の瞬間は全てが報われる爽快感がありました。

継続してよかったです。

以下ではこれから黄色を目指す人の助けになるかもしれないことをつらつらと書いていきます。ポエム多めです。

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パナソニックプログラミングコンテスト2020 E Three Substrings 感想戦

今回のABCは恐ろしい回だった。 嘘解法が通るなど幸運もあり黄パフォだったが、コンディションによっては緑あたりが出てもおかしくない感じだ。

りんごさん御自ら作門した回ということで、なんらかのメッセージを出してくるんじゃないかなとは思っていたが。

「Bにはコーナーケースはないだろう」と思ったら『H == 1で角がまったく動けない』、 「Cあたりは全探索あるかもしれないけど、Eまで来たらDPとか文字列ならローリングハッシュ」と思ってたら『Eが全探索』、 とまあ「いつものABC」を過学習してしまった僕達に意識の外からZガンを直撃させてくる感じのコンテストであった。

E - Three Substrings

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似ている単語を別の色でハイライトするVSCodeのプラグイン「colorize-similar」を公開しました

突然ですが、このコードを読んでなにか気づいたことはないでしょうか?

def add2d(input_x, input_y):
    return [input_x[0] + input_y[0], input_x[1] + input_y[1]]

def sub2d(input_x, input_y):
    return [input_x[0] - input_x[0], input_x[1] - input_y[1]]

こうしてみるとどうでしょう?

f:id:segafreder:20191030231622p:plain
view

色分けするとよりわかりやすいですね、sub2dは実はバグっていて、

def sub2d(input_x, input_x):
    return [input_x[0] - input_y[0], input_x[1] - input_y[1]]

が正しいです。このように、似たような名前の変数の取り違えによるバグを誰しも一度は、いや何度も埋め込んできたと思います。

(私は競プロでも業プロでも何度もこれで死にました。。)

xとyはかなり似ているのですが、色分けされていれば簡単に見つかります。

というわけで、似たような単語を色分けしてハイライトする、colorize-similarというプラグインを公開しました。ぜひお試しください。

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